2019.07.26
日本環境会議セミナー 「石綿対策と被害救済の現状と課題」 参加
●日時:2019年7月26日(金)18時〜20時(17時30分開場予定)
●主催:日本環境会議
●会場:東洋大学白山キャンパス5号館3階5310教室
●趣旨:
 アスベスト問題が、2つの観点から大きな節目を迎えようとしています。一つは建築物内のアスベストの飛散防止に関する制度であり,もう一つは過去の曝露によって被害を受けた建設労働者を対象とした訴訟の動向です。前者については建築基準法の改正に加え,大気汚染防止法と石綿障害予防規則の改正に向けた動きがあり,後者では建設アスベスト訴訟をめぐる課題として一人親方・零細事業者の扱いや建材メーカーの責任があります。
 これらの内容については、岩波書店から発行されている『環境と公害』第48巻4号で特集の一つとして扱いましたが、この特集の執筆者の方々にお集まりいただき、次のような内容で、セミナーを開催いたします。
●内容
1.報告:
・本セミナーの開催趣旨(村山武彦:東京工業大学、日本環境会議常務理事)
・建築基準法における石綿規制の課題-通常使用局面での調査を中心に(北見宏介:名城大学)
・これからの石綿対策-石綿関連法改正をめぐって(外山尚紀:東京労働安全衛生センター)
・英国の石綿規制の制度と実態
 (名取雄司:中皮腫・じん肺・アスベストセンター、小出信幸:建築物石綿含有建材調査者協会)
・一人親方等に対する国家賠償責任-建設アスベスト訴訟高裁判決を中心に(下山憲治:一橋大学)
 ※報告タイトル、報告者の変更がある場合があります。
2.ディスカッション
・報告者と会場参加者との間の意見交換
