お知らせ

2021.01.20

スキルアップセミナー 一般社団法人 建築物石綿含有建材調査者協会 参加

<講演内容>
1.関係法令の改正に関する講習
大気汚染防止法、石綿障害予防規則が大きく改正され、調査者の役割が明確になり、責
任が増しています。石綿関連法規の来春からの施行に備え、改正点を解説します。
2、3.除去計画に関する講習Ⅰ(基本編)・Ⅱ(実務編)
石綿則改正の背景に、除去作業時の隔離・負圧の不適切な管理や、石綿含有建材の取り
残しなどの問題があります。施工段階で生じる課題は、計画段階での予防処置が重要です。
除去計画Ⅰでは、隔離・負圧の基本と応用を、除去計画Ⅱでは、法改正の意図、飛散防止
事故の予防策、完了検査のチェックポイントなどをご紹介します。
4.大気濃度測定に関する講習
今回の法改正では除去現場での気中石綿濃度測定は義務化が見送られましたが、多くの
現場では実施されています。石綿濃度測定はなぜ必要なのか?どのように測定すべきなの
か?測定値をどのように評価するのか?等々の疑問にお答えします。
5.完了検査に関する講習
石綿則、大防法の改正によって、完了検査が記されることになりました。今後、過去の
改修工事によって“アスベスト除去済み”となっているエリアが解体工事前の調査によっ
て除去残しを指摘され、問題になる現場は更に増えるでしょう。現時点で完了検査の方法
は示されていません。現在示されているマニュアルに基づく完了検査を提案します。

講演時間 講演内容
9:30〜10:30 1.関係法令の改正に関する講習
10:40〜12:40 2.除去計画に関する講習Ⅰ(基本編)
13:40〜14:40 3.除去計画に関する講習Ⅱ(実務編)
14:40〜15:40 4.⼤気濃度測定に関する講習
15:50〜16:50 5.完了検査に関する提案
16:50〜17:00 質疑

石綿スキルアップセミナーの目的は、建築物石綿含有建材調査者に必要な知識や経験を深め、スキルアップを図ることです。 ​特に、関係法令の改正、除去計画、大気濃度測定、完了検査などの専門的な内容を講習することで、調査者としての正確性と専門性を向上させることを目指しています。